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zoom RSS おれのおばさん-生き方に悩む中学生に読んでほしい。

<<   作成日時 : 2010/07/25 01:52   >>

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これ、なんだかすごく良かった。

朝日新聞日曜版の書評でこの本が紹介されていて、なんとなく図書館で借りて読みました。普段あまり読まないタイプの本だけど、ぜひ人生に悩む中学生に読んでほしい。

主人公の「おれ」は猛勉強して「かいせい」中学に進学。1年ちょっとしたところである事件がきっかけで家族がばらばらになり、母親の姉=おばさんのところに預けられる。

家族とはなにかとか、将来の進路とか、自分の気持ちの葛藤とか、大人と子供のはざまを生きる主人公が、これまでの安定した世界とは切り離されて新しい環境に身をおきながら懸命に悩んで生きる話でした。

強烈な個性のあるおばさん、そのほかの登場人物もそれぞれ性格をもっていて、その一人ひとりの特徴を主人公が観察しています。この登場人物の特徴を作者は相当時間をかけて練ったのではないかと思うほど、一人ひとりが魅力を持ったものとして描かれています。

読みはじめでぐいぐい引っ張られる感じがしました。自分がもし「おれ」の立場だったら、、、、どんなことを考えどんな風に行動するか。自分を主人公に置き換えて、主人公の気持ちになりながらいろいろな経験ができる、というのはまさに最近忘れていた感覚でした。最近、経済本やビジネス本、ノウハウ本などばかり読んでいて、子どものときに純粋に感じていた「読書」の楽しみを思い出した感じがしました。

すでに大人になって汚れてしまった私が読むのではなく、若い人が自分の身に置き換えてよんだら、自分がイル環境がいかに幸せで恵まれていて、また親が有難い存在であるかということを改めて感じると思います。

おすすめです。

おれのおばさん [単行本]
佐川 光晴 (著)
感想 レビュー 書評

この本のレビューが書いてあったブログ紹介。
http://d.hatena.ne.jp/onmymind/20100113/p4
http://blog.livedoor.jp/asaodai/archives/51833482.html
http://bookomo.exblog.jp/11612296


おれのおばさん
集英社
佐川 光晴

ユーザレビュー:
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
『おれのおばさん』。作者・佐川光晴氏は、私の大学(法学部)後輩という縁もあり、以前から注目していた小説家です。氏のデビュー作(私小説的色彩の濃い「生活の設計」)も、もちろん読破済。
本作で、魴鮄舎の中学二年生たちが奄美大島宿泊旅行を体験する場面。卓也が、豚の解体作業と作業ナイフを自慢する下りは、「生活の設計」における屠殺の描写が下敷きになっていますね。
それにしても、主人公の陽介と卓也。本当にまだ中学生の少年なのでしょうか。複雑な家庭事情と過酷な運命に対し、怯むことなく真っすぐに立ち向かう姿は、充分に大人(高校生や大学生)を連想させ、読んでいて錯覚するほどです。
本作の影の主人公とも云うべき、後藤恵子(陽介の伯母)。彼女の人物造型も、素晴らしい。実は、同じ北大出身・増田俊也の小説『七帝柔道記』にも、恵子おばさんに似た女性が登場します。どうやら、北大や恵迪寮の周辺には、スケールが大きく腹の据わった女傑が多いみたいです。
南平岸
URL
2013/09/16 14:18
First Life(ファーストライフ)について、こちらのコメントより失礼します。
金融庁に問い合わせをしようと思いましたが、やはり100万円元本保証などとは、ありえないのですね。自分も招待状をもらいましたが、残念です。

naojk
2014/06/10 21:59

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